7. その他の確認したいポイント
●介護サービスを提供する施設、設備等の状況
施設等に入居または施設・事業所にショートステイ(宿泊)する場合では、どのような設備を備えているかを確認しましょう。
ポイント
- 居室(療養室)の状況
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- 居室の状況について、個室化への取組み、多床室の場合でもプライバシー保護への取組みを確認することにより、入居者への尊厳の確保に向けた施設・事業所側の姿勢をみることができます。
- 建物の構造
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- 建築基準法に規定する耐火・準耐火建築物であるかどうか、スプリンクラーは設置されているか、その他火災に係る入居者の安全性確保について対策がとられているかどうか確認できます。
●リハビリテーション等の実施状況
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、短期入所生活介護(ショートステイ)については、リハビリテーションに取組んでいるかどうかも、確認しましょう。
ポイント
- リハビリテーション等の実施
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- 入居者のリハビリテーションに対するニーズは高いと考えられます。専門的な資格をもつ従業者の人数などとあわせて確認します。
●協力医療機関(病院)の名称
訪問入浴介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、短期入所生活介護、短期入所療養介護、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護付有料老人ホーム、認知症対応型共同生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護、地域密着型介護付有料老人ホームについては、どのような協力医療機関があり、その協力の内容はどのようなものなのかを確認しましょう。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の連携型の場合は、連携する訪問看護事業所についても確認しましょう。
ポイント
- 協力医療機関(病院)の名称
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- 特に、介護付有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)や介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)に入居した場合、医療的ケアがどのように確保されているのかは入居者にとって関心が高いと考えられます。協力医療機関(病院)の名称とその協力に関する内容が確認できます。
●一時金について
介護付有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)については、一時金を徴収する場合が少なくないため、確認しておく必要があります。
ポイント
- 一時金の償却に関する事項
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入居後90日以内の退居であれば実費分を除き全額返還されることになっています。契約する前に、「償却年月数(一時金が全額償却されて戻らなくなる年月数)」と「解約時の返還の計算式」を確認します。
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入居後90日以内の退居であれば実費分を除き全額返還されることになっています。契約する前に、「償却年月数(一時金が全額償却されて戻らなくなる年月数)」と「解約時の返還の計算式」を確認します。