食費とその算定方法  |
1ヶ月の食費 (人件費 + 食材費) ÷ 令和5年度上半期平均入居者数
人 件 費:月2,000,000円 業務委託(業務委託業者:日清医療食品)
食材費:1日1人あたり733円 733円×85人×30日=1,869千円
1日あたりの食費の算出:(2,000千円+1,869千円)×1.1÷76.6人=55,560÷30.4日≒1,800円 |
居住費とその算定方法  |
①建設費
{(工事費+工事事務費+借入金利息-利子補給)-補助金}÷定員数(入居者数85人×入居率95%)÷償却期間÷月数
{(899,472千円+39,918千円+142,209千円-53,312千円)-596,500千円}÷80.75人÷20年÷12ヶ月=22,280円
(工事費の中にGHP空調システム33,000千円含む)
※工事費を抑えるため、空調機器を工事費から除外し、法人が空調機器を直接業者と交渉し安く調達することにし
ましたが、金額が高額のため、GHP空調システムをリース契約で結び、初期投資を抑え各年度に移行させました。
②光熱水費 光熱水費見込み÷定員数(入居者数×入居率)÷月数
14,153千円÷80.75人÷12ヶ月=14,605円
※当初の光熱水費を16,800千円と見込んでいましたが、前年度実績から14,153千円で計算しました。
③備品器具費用 (年間償却費+消耗品費)÷定員数(入居者数×入居率)÷月数
(6,008千円+2,616千円+321千円+1,702千円+4,502千円 )÷80.75人÷12ヶ月=15,633円
※備品器具費に関して当初は工事費入っていた厨房器具や特殊浴槽を、工事費を抑えるために備品に変更しまし
たが、こんどは備品器具が上がってしまい、費用を抑えるため、特殊浴槽を2台設置予定だったところを1台に変
更、各ユニットに設置する予定だったリフトを2ユニットに1台に変更、車両に関しては1台を赤い羽根共同募金の
補助制度を利用、温冷配膳車の導入の中止等、様々な備品を見直し、当初の予算近くにまで抑えました。
④維持修繕費 年間積立予定額÷定員数(入居者数×入居率)÷月数
10,000千円÷80.75人÷12ヶ月=10,320円
※平成27年2月~平成31年3月までの資金収支差額は実質マイナスであり、本来積み立てるべき予定額の実施が
出来ておりません。
※開設申請時に、修繕積立費に関して、町田市との協議の際は6,000千円でしたが、東京都との協議の中で年間
10,000千円程積立していかないと厳しいとの意見を頂き、10,000千円に修正しました。
①+②+③+④=62,838円
1ヶ月あたりの居住費は62,838円となりました。端数を切り捨て月額62,800円と致し、1日⑤2,093円(30日計算)とし
ます。
今回の消費税率10%に伴い、これまで居住費を1日2,040円(8%税込額)で算定していましたが、備品器具費用、光熱水費の値上げ 、修繕費については実質マイナスであることから施設運営も厳しい状況である。
当初の1日2,040円(8%税込額)を、消費税率10%で計算すると1日2,077円となり、1円単位を切り上げ⑥1日2,080円となります。
⑤と⑥の値から、入居者・利用者には消費税率変更分よりも高い金額での設定は出来ない為、消費税率10%に相当する、⑥で令和1年10月から居住費を算定する事とする。1ヶ月の居住費 62,400円 (30日計算)
※定員数に関して、入院や外出等により実際に入居率が100%で稼働することは不可能なため95%で計算しています。 |