2023年10月05日09:36 公表
地域密着型介護老人福祉施設くつかけ七彩の家
事業所概要
サービス内容
利用料
従業者情報
利用者情報
その他
苦情相談窓口 | 075-333-7716 | ||
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利用者の意見を把握する取組 | 有無 | ||
開示状況 | |||
第三者評価等の実施状況(記入日前4年間の状況) |
2019/2/11 第三者評価の結果 |
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当該結果の一部の公表の同意 | |||
評価機関による講評 | 特に良かった点とその理由 1)地域に根差した事業展開 平成 28 年 12 月に旧ふれあい会館を改築して開設した地域密着型介護施設です。特別養護老人ホーム 29 名、ショートステイ 7 名、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、有料老人ホーム 14 室を備えています。新しく施設を作るにあたり、“もうひとつのわが家”をテーマにコンセプト作りを職員と共に行い、7 つの言葉とイメージカラーを決められました。施設が在宅サービスだけでなく、有料老人ホームや介護施設を有していることを活かし、地域住民が住み慣れた地域で連続性のある生活が可能となることを意識した取り組みをされています。それは地域密着型サービス事業所としての特徴を活かした取り組みでもあります。有料老人ホームには、地元住民の入居が多く、介護が必要になった場合もそのままこの地で暮らし続けることができることを考えられています。また、運営推進会議を活用し、地域住民に施設を知って頂く機会として、施設のことや高齢者福祉について積極的に話し、意見交換をするようにされています。更に地域との連携を深める取り組みとして、施設にある場を開放し、地域交流スペースとして貸し出しができるよう、準備を始められており、地域と顔の見える関係づくりに取り組まれています。 2)地域・関係施設との連携 地域にある高齢者施設や障がい者施設など、様々な分野の福祉施設と法人を超えて連携した取り組みをされています。それは、地域の秋祭りでの出店や、施設間連携で介護講座の開催、出張デパートの他事業所への参加の呼びかけ、物品の貸し借りなど多岐にわたる内容となっています。特に災害時に地域と連携して活動ができるよう、「洛西ふれあいの里施設等消防互助会」に加入して互助会協定を締結し、避難訓練を合同で開催されており、地域が一体となって活動する取り組みとなっています。また、人材確保についても地域特性から困難が生じる現状がある中、地域全体としてもメリットとなる方法として、企業主導型の保育所を設置し、事業所内保育と一般保育を兼ね備えた事業の開始を予定されています。また、近隣施設と合同で採用活動のパンフレットを作成するなどして、同じ課題を持つ施設間で連携した取り組みをされています。こうして、地域の連携強化や地域貢献を実現されています。 3)組織体制 法人理念に基づき、事業計画を立案する中で、ボトムアップの仕組みづくりを進められています。七彩すまいる館ができたことで、拠点ごとの責任者を明確にし、責任ある立場の人材を育成することを目指されています。そのための方策として、組織体制を課で分けてコンパクトな単位にし、その中で意見を吸い上げるようにし、ボトムアップの仕組みづくりをすることで、事業計画の目標がその施設ごとの具体的な内容となるようにされています。こうすることで、職員が目標に向かって働く意識が高まり、モチベーションアップにもつながります。 特に改善が望まれる点とその理由 1)事業計画等の策定 中長期計画は策定されていますが、具体的な達成期間が明確にされていませんでした。達成期間が設定されていないと、取り組みの進捗状況が把握できず、職員との共有が図りにくく、時には目標を見失いがちになるのではないでしょうか。 2)利用者・家族の希望尊重 サービス担当者会議でご本人の判断能力に支障がある場合に、ご家族に参加していただくことができていませんでした。ご本人がご自身の意思を伝えられないことを代弁したり、今までの生活や性格をよくご存じのご家族の意見を聞く機会を意図的に設けることが必要ではないでしょうか。 3)第三者への相談機会の確保 外部の人材を受け入れた利用者の相談機会の確保が明確ではありませんでした。サービスの透明性を確保する観点から、第三者による点検を受ける取り組みが必要です。日常の中で、利用者が第三者に話される中から得られる思いや要望が出てくると思われます。 具体的なアドバイス 1)事業計画の策定 中長期計画は法人として、しっかりとしたものが立てられていました。職員と中長期計画を基に単年度計画を作成していくにあたり、職員全員が中長期計画の内容を理解し、連動したものにするために、達成期間を明記されてはいかがでしょうか。 2)利用者・家族の希望尊重 入居時や看取りの際のカンファレンスにはご家族に参加をして頂き、実施されていました。今後は、カンファレンスと担当者会議の違いを明確にし、専門職の意見は事前に聞くなどするようにして、ご家族の都合に合わせて担当者会議を開催するような工夫が望まれます。ご家族に普段から定期的な情報伝達をするなど連携を行い、ご利用者のケアを一緒にするチームであることを前提にする必要があります。そうすることで、ご家族と本音で話す関係性が生まれ、看取りケアの際や施設への要望なども話しやすくなるのではないでしょうか。 3)第三者への相談機会の確保 第三者への相談の機会の確保については、民生委員の方などとの連携が普段からあるようですので、そういった方や介護相談員、有識者を確保するなどして、ご意見を施設のサービスの質の向上や改善に活かすようにつなげられてはいかがでしょうか。 |
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事業所のコメント | 今回の受診をきっかけとしてアドバイスレポートを基に、よりよいサービス提供・施設運営となるよう活かしていきたいと思います。 | ||
損害賠償保険の加入 | |||
法人等が実施するサービス (または、同一敷地で実施するサービスを掲載) |
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