• 空き数/定員
  1/18人
• 定員18人中、現在の空き数1人です。
  （2020年10月16日時点）

認知症ケアの基本的な考え方は住み慣れた地域で、なじみのある人間関係、なじみの居住空間で本人のペースに合わせた対応に加え、医療との連携、権利擁護の必要性が重要である。それを認知症ケアの経験豊富なスタッフが実施している。当施設では開設当時から看取りを実施しており、開設から8年になるが合計21名の看取りをしている。一方エンターテインメントにも力を入れており、月に１回、有名フランス料理店からシェフを招いて嚥下しやすいスープとデザートの食事を提供している。元タカラジェンヌによるショー、ピアノ、ヴァイオリンのコンサート、カラオケ大会、歌のコンサート、大正琴演奏会、音楽療法、脳いきいき体操に加え、作業療法としてパン工房でのパン作り、屋上菜園での野菜の手入れや収穫など入居者が参加できる生活支援を行っている。

防災、教育、虐待防止委員会を始め諸委員会活動を実施している。また毎月1回フロアー会議を開催しユニット毎に日々の目標設定と達成に努力している。

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まずグループホームで特徴的なことは施設長が看護師であることである。グループホームは看護師がいない施設も多いなかで、この施設は医療機関が経営母体であることから医療と介護の連携を重視しており、入居者の様々な医療ニーズに対応できるようにしている。実際医療と介護の連携した地域密着型のグループホームはこの地域にはなく、認知症の看護、介護を豊富に経験したスタッフが認知症ケアについて意欲的に取り組み、認知症ケア講習を受けたスタッフが中心になり認知症専門のケアを提供している。職員は18名で内11名が常勤。スタッフの平均年齢は53.8歳である。20歳代の職員はいない。つまり人生経験の豊かなスタッフが認知症ケアに携わっており、離職率も低い。

定員はⅠユニット9名の2ユニットで合計18名。18名中16名が女性。平均年齢86歳。施設長が看護師であることからか入居時より重度の認知症患者が多い。平均介護度3.27である。現在入居者18名中7名が要介護５である。精神科を含む病院からの直接入居を受け入れている。看取りも開設以来実施しており、最期まで施設で過ごされる入居者が多い。