評価機関による講評 |
高陽荘は木の宗山の麓に立地し,自然豊かな環境に恵まれ,認定こども園と隣接しています。昭和51年4月
に前法人により開設され,施設の老朽化等を理由に閉鎖も検討されていましたが, 地域の大切な社会資源とし
て事業譲渡され,平成31年4月より社会福祉法人三篠会により運営されています。老朽化した施設は移管後リ
ノベーションを施し,居住環境の性能を向上させ,空間をよりデザイン性の高いものに仕上げられており,不審者
や離設者への対策として,玄関に防犯カメラを設置し,各階の詰所で確認できるセキュリティシステムが整備さ
れています。また,管理者は職員の目の届くところに,接遇の啓発ポスターを掲示して,利用者への言葉遣い等
に対する意識付けを図っています。
高陽荘は,この度初めて第三者評価を受審され,自己評価を踏まえ総合的に質の高いサービス提供に努めら
れていることが伺えました。自己評価の判断は主に施設長と相談員と二人で取り組まれたようなので,今後は
組織全体で取り組み,職員が日々の業務の中の気づきや問題点を把握されることで,更なるサービスの質の向
上につなげられることを期待しています。 |