2023年10月30日15:06 公表
グループホームかわかみ
介護サービスの種類 |
認知症対応型共同生活介護
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所在地 |
〒892-0875 川上町1854-1
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連絡先 |
Tel:099(243)7735/Fax:099(243)7735
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空き人数
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空き数/定員
1/18人 -
定員18人中、現在の空き数1人です。
(2022年10月31日時点)
サービスの内容に関する自由記述
地域密着型サービス事業所として、地域住民と意見交換を交わしたり、家族の思いを知りながら、運営推進会議を利用して様々な課題に取り組みながら運営のサービス向上に生かしている。今年度は新型コロナウイルス感染予防の為外部者を入れずに内部のみの会議開催となっているが、明確に課題を提示し、検討結果、経緯を文書化し家族等へ通達している。また、コロナ禍であっても情勢をみながら面会制限解除を盛り込み本人の様子確認を基本に、会いに来れない家族に対してはオンライン面会を推奨しながら、写真・動画等送付し書面、電話での身体状況の報告、と共に医療面における視野も有識者(医師・看護師をはじめ)の見識・見解を助言もらい家族との面談等実行している。なお、意思疎通の滞りが出ないよう、随時家族への情報提供を行いながら、終末期に向けての意見の相違が無いように擦り合わせを行っている。
サービスの質の向上に向けた取組
資格保持者のスタッフも増え、無資格者も就業しながら資格取得を目指せるよう環境整備し、学びで得た知識から、入居者の生活支援に還元出来るようスタッフの育成に取り組んでいる。グループホームの在り方は、家族が家で看る延長の考え方で、疑似家族ではあるが入居者へどのようにして対応したら喜ばれるか、気持ちが楽になるか、自分に置き換えて考えるよう日々の支援に反映させるような学び(事例検討を重ねながら支援の方向性をしっかり作りサービス提供に取り組む)を軸として努めている。
困難ケースはどうして難しいのか、入居者の状況把握(認知症の進行のアセスメントが出来ているか)・スタッフのかかわり方の検証を行い双方無理のない支援を課題策定、解決の道筋で進めている。個々のケースに関しては、該当者家族へも検討内容・改善計画等を密に説明し同意を得ながら進めている。関わりのある協力医療機関へまめに課題を投げかけ医療的ケアが必要な場合は助言・処方などいただき取り入れている。スタッフ、家族が問題事例に対して「なぜ」を共有し、良い方向へ進めるよう問題解決する仕組みを整えている。
賃金改善以外で取り組んでいる処遇改善の内容
- 入職促進に向けた取組
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- 法人や事業所の経営理念やケア方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化
- 事業者の共同による採用・人事ローテーション・研修のための制度構築
- 資質の向上やキャリアアップに向けた支援
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- 働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対する喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等
- 上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保
- 両立支援・多様な働き方の推進
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- 子育てや家族等の介護等と仕事の両立を目指す者のための休業制度等の充実、事業所内託児施設の整備
- 職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備
- 有給休暇が取得しやすい環境の整備
- 業務や福利厚生制度、メンタルヘルス等の職員相談窓口の設置等相談体制の充実
- 腰痛を含む心身の健康管理
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- 事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備
- 生産性向上のための業務改善の取組
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- 高齢者の活躍(居室やフロア等の掃除、食事の配膳・下膳などのほか、経理や労務、広報なども含めた介護業務以外の業務の提供)等による役割分担の明確化
- 5S活動(業務管理の手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実践による職場環境の整備
- 業務手順書の作成や、記録・報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減
- やりがい・働きがいの醸成
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- ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善
- ケアの好事例や、利用者やその家族からの謝意等の情報を共有する機会の提供
併設されているサービス
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保険外の利用料等に関する自由記述
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従業員の情報
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従業員の男女比
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従業員の年齢構成
従業員の特色に関する自由記述
認知症に対するとらえ方や知識にばらつきはある。しかし、意識向上、実力の底上げをはかるために、基本事項からしっかりと定着するように繰り返し資料作成し、資料に沿って用語からの把握を行ってもらいながら、支援の方向性を皆で検討しながら練っていく事を重要視している。
入居者の心に寄り添おうと精一杯耳を傾けたり、研修や勉強会を通して前向きに取り組んでいる職員が多い。そのため、皆が統一して目標設定を入居者個々に持てるよう、チームケアの大切さと理由を刷り込んでいくよう工夫している。利用者にとって、支援の内容が適切不適切の確認をアセスメントを繰り返しながら、問題提起をするくせを付けて貰うよう心がけている。その為、思い込み、スタッフ側の一方的な支援にならないよう、意見交換が頻回に行えるようになっている。
新型コロナウイルス感染症の波が断続的にくる為に、職員の精神的フォローをいれつつ、前向きに衛生管理・健康管理を行うスタッフがほとんどである。研修や資格取得の研修希望があっても開催がオンライン化が進み、受講しにくい状況ではある。現状としては、参加が叶うスタッフを優先し、皆で情報共有する事を目標とし、オンライン受講しやすい環境整備も進めている。
事例検討をしながら、技術の研鑽に努力している職員が多い。勤務調整は各々の思いに沿うように調整している事から休みも比較的取りやすい環境としている。親の介護等で一度離職された方でも、また戻って来やすい環境であり、新規で介護に興味を持ったり、独自の時間を有意義に過ごしたいという思いの方が多く話題も豊富で仲が良い為、入居者の気持ちに気付きやすく年齢も近い事で話題の共感をする事で安心させている。ただ、長く就業している職員が高齢化に伴い体力的な面が厳しい点が出てきている。新規職員が少しずつ就業して世代交代をしていく必要性は感じている。
利用者の情報
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利用者の男女比
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利用者の年齢構成
利用者の特色に関する自由記述
入居年数が長くなり、徐々に身体的衰えが出てくる入居者、認知症の進行が顕著に出る方、さまざまである。往診、訪問診療して下さる医療機関・主治医の力をかりながら、現状把握、日常との差異を見逃さない様には努めているものの、精神性の強い認知症の方々も増えてきている。しかし、共同生活の場を上手に慣れて本人の居心地の良い居場所作りとなるよう、出来るだけご自身の思いと家族の思いの近いところを支援しながら、残存機能を活かしながら車いすより歩行器、等程度の軽い補助用具で補佐しながらご本人の意識付けにつとめている。コロナ禍でお互いの接触は避ける必要性がある事から個々のレクリエーション、身体機能の保持のため、間隔をあけて体操を多く取り入れ発声にも留意している。誤嚥性肺炎予防の為に毎食前には嚥下体操、歌を歌ったりすることを欠かさず取り入れ、食事形態も個々の身体状況に合わせて工夫を重ねている。引き籠りの強い方が入居されたが別人のように友好的になり共有スペースで長く楽しそうに話をされる等一人一人のペースの向上を目標に支援している。
事業所の雇用管理に関する情報
勤務時間
早出、日勤、遅出、夜勤の4つのシフトで1日8時間勤務が主流であるが、家庭の都合上、特定の勤務のみの就業は勿論、6、7時間勤務等短務労働も導入し、働きやすい環境整備をしている。常勤、非常勤により勤務日数・時間が異なるが本人の要望に少しでも添うように休暇等考慮している。働き方、就業態度を見て本人の希望、会社側の推薦で非正規から正規社員への移行も行っている。
賃金体系
最低賃金改正に伴い、勤務実績等も配慮、資格手当、勤勉手当、会議手当等盛り込みながら時給の就業者の賃金を挙げた。
天候不良(台風、大雪)による通勤困難な場合でも就業にあたってくださる職員に対する手当等も支給している。
福利厚生の状況
衛生用品、予防接種(インフルエンザ等)、ミーティング時の差し入れ・嗜好品、衣服支給等も行っている。また、親睦を図るための忘年会・新年会も会社で全て負担している。
離職率
高齢スタッフの就業者が多いため、体調の不安、家庭の都合による離職は少なからずある。自身の年齢を気にしつつ前向きに働きたいというスタッフの意思を尊重し就業にあたってもらっている。
12.5%