介護事業所検索 介護サービス情報公表システム

愛知県

グループホーム オレンジ

記入日:2023年08月26日
介護サービスの種類
認知症対応型共同生活介護
所在地
〒470-3235 愛知県知多郡美浜町大字野間字新前田212-1 
連絡先
Tel:0569-87-3200/Fax:0569-87-2501
※このページは事業所の責任にて公表している情報です。

空き人数

  • 空き数/定員
    0/9人
  • 定員9人中、現在の空き数0人です。
    (2023年09月20日時点)

サービスの内容に関する自由記述

【1】グループホームとは
認知症対応型共同生活介護は、要介護又は要支援2の介護認定を受けた認知症を持つ高齢者(入居は原則美浜町在住の方に限られる)が9人以下の少人数で共同生活をし、入浴、排泄、食事等の日常生活上のお世話、機能訓練をする施設。当施設では開設当初に6室、平成22年に3室を増床し、現在9室の居室を完備。
少人数の中で「馴染みの関係」を作り上げることによって、生活上のつまづきや行動障害を軽減し、心身の状態を穏やかに保って生活して頂いている。また、グループホームオレンジでは女性入居者が多い為、過去に家庭で体験したことがある役割として、食事の支度・片付け、掃除、洗濯、家庭菜園、草取りなどをスタッフの手を借りながら各自でできる部分を行い、家庭的でゆったりとした環境の中で生活している。職員は介護を行うというよりも、出来ることを後押しする生活協同者のような存在を意識し、働きかけていくことに努めている。
【2】馴染みの関係の提供
グループホームオレンジでは、入居者の馴染みのある家具や持ち物を居室にお持ちいただき、自宅と変わらない雰囲気の中でいつでも生活できるように配慮している。地区で開催される春祭りや文化祭などのお祭りに参加し、昔を懐かしんで頂くとともに、地域の方々との交流を通して入居後も馴染みのある関係を維持できるように支援している。また普段のレクリエーション・行事においても近隣の神社に参拝に行き、地域の方々と挨拶を交わしたり、自宅で生活していた頃よく行かれたスーパーマーケットに買い物に行き、購入するものを考えたり、子供や孫と共に買い物に来たことを思い出したりして楽しんだりして頂いている。当法人が独自に行っている昭和村を毎年12月に開催、懐かしの街並みや物品を展示し、回想法を用いた認知機能の維持にも心掛けている。
【3】家庭的で温かみのあるケアの提供
開設当初からの理事長の理念である「感謝報恩」の精神に則り、入居者又は地域住民への感謝の心を表すケアを提供している。また、明るく経験豊富なスタッフが、家庭的な雰囲気を重視し、きめ細かな個別ケアの実践を行っている。特に、顔なじみのスタッフと日常的に密接な関りを通じて、入居者が心から安心して生活できる空間作りを目指している。定期的に介護職員から入居者家族へ、施設での様子を撮影した写真を送るなどしている。
【4】医療的側面からのケアの充実
医療法人瑞心会渡辺病院(第二次救急医療病院)が隣接していることは、他施設にはあまり見られない特徴的な点である。そのことにより、緊急時の対応が即時可能であることに加え、日常生活を営む際に発生する外来受診の必要性においても、職員介助の下、短時間で受診することが可能であり、当施設においてはより専門性の高い医療・介護連携を構築している。また、入居者が入院された際も病院との連携のもと、本人の状態把握が随時行えるため、退院後の受け入れもスムーズに行うことができ、入居者に負担の少ない連携が可能である。
【5】医療・介護専門職によるチームアプローチ
隣接する渡辺病院をはじめ、法人併設事業所の多職種と密接に職種間連携を行い、チームアプローチを徹底している。
【6】土地柄を活かした天然温泉
敷地内の地下1300mを掘削した天然温泉を、いつでも利用していただける。健康増進だけでなく、温泉への入浴による各種症状の緩和及びリフレッシュに役立っている。
【7】広大な敷地と広々とした施設設計
15,000坪の広大な敷地の中に、広々とした生活空間を配備している。特に、入居生活の大半を過ごす居室や共同生活空間を広く確保し、入居者にとってストレスの少ない快適な生活空間を目指している。グループホームオレンジの個室では、全居室ワイド設計の完全個室となっており、他の施設にはほとんど見られない特徴として部屋毎に洗面・トイレ(ウォシュレット付)を完備している。

サービスの質の向上に向けた取組

-

賃金改善以外で取り組んでいる処遇改善の内容

入職促進に向けた取組
  • 職業体験の受入れや地域行事への参加や主催等による職業魅力度向上の取組の実施
資質の向上やキャリアアップに向けた支援
  • 働きながら介護福祉士取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い介護技術を取得しようとする者に対する喀痰吸引、認知症ケア、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援等
両立支援・多様な働き方の推進
  • 子育てや家族等の介護等と仕事の両立を目指す者のための休業制度等の充実、事業所内託児施設の整備
  • 職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備
腰痛を含む心身の健康管理
  • 介護職員の身体の負担軽減のための介護技術の修得支援、介護ロボットやリフト等の介護機器等導入及び研修等による腰痛対策の実施
  • 短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施
生産性向上のための業務改善の取組
  • タブレット端末やインカム等のICT活用や見守り機器等の介護ロボットやセンサー等の導入による業務量の縮減
  • 5S活動(業務管理の手法の1つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実践による職場環境の整備
やりがい・働きがいの醸成
  • 地域包括ケアの一員としてのモチベーション向上に資する、地域の児童・生徒や住民との交流の実施
  • 利用者本位のケア方針など介護保険や法人の理念等を定期的に学ぶ機会の提供

併設されているサービス

【1】特別養護老人ホームビラ・オレンジ
(介護老人福祉施設・短期入所生活介護・介護予防短期入所生活介護・ユニット型短期入所生活介護・ユニット型介護予防短期入所生活介護)
 平成元年に開設した特別養護老人ホーム。入所定員は、従来型個室4名、多床室が96名・ユニット型個室が40名。短期入所(ショートステイ)定員は、従来型多床室が20名・ユニット型個室が3名。
 医師・看護職員・機能訓練指導員・管理栄養士・生活相談員・介護福祉士等の医療・福祉の専門職を、配置基準を大幅に上回り配置し、各々の専門職が、より専門的な見地から利用者に対するアプローチを行うとともに、チームアプローチによる包括的支援の実施に努めている。また、医療機関が隣接していることにより、医療依存の高い利用者(胃ろうによる経管栄養、喀痰吸引、ストーマ、在宅酸素等を必要とする利用者)にも、比較的入所し易い施設となっている。

【2】美浜町デイサービスセンター(通所介護)
 平成元年に開設し、一般型35名のデイサービスセンター。日曜・祝日の利用も可能であり、年中無休・365日営業で、在宅高齢者及びその家族の幅広いニーズに対応している。送迎サービスは、利用者又はその家族の希望により、比較的遠方に住んでいる美浜町外在住者に対しても積極的に行われている。また、入浴サービスは、隣接する渡辺病院の敷地内から涌出した天然温泉にて、健康増進・温泉リハビリ等のために実施されており、利用者から大変な好評を得ている。介護職員のみならず、機能訓練指導員・看護職員等により、多彩なプログラムで行われるレクリエーションでは、利用者自身の自発性を高め、生活の活発化を目指すクラブ活動(園芸クラブ、手芸クラブ)や、利用者自らが参加意識をもつことができる多彩な季節行事を行っており、活気あふれるセンターとなっている。

【3】ケアハウスみはま(軽費老人ホーム)
 平成8年に開設した、入所定員29名の軽費老人ホーム。60歳以上で(夫婦の場合は、一方が60歳以上であれば可)、自炊ができない程度の身体機能低下や、高齢等の理由による独立した生活に不安がある方が入居できる。入居者の居室は、完全に独立したマンション型で広々とした設計となっている。居室には冷暖房・ミニキッチン・シャワートイレ・押入・洗面所・冷蔵庫・収納家具を備え付けている。共同で使用する浴室は、1階に大浴室・小浴室、2階に2つの個人専用浴室、合わせて4つの浴室を設置し、個々の希望に応じた時間に入浴が可能となっている。入浴・食事サービスは、スタッフが援助を行い、介護予防のため、多彩なプログラムで行われるクラブ活動(書道、絵手紙、太極拳、音楽療法等)を提供し、活き活きと自立して生活できる環境を作っている。ある程度の要介護状態となっても、併設するサービス利用等により自立生活をサポートできる体制が整っている。

【4】ヘルパーステーションオレンジ(訪問介護)
 平成12年に開設したヘルパーステーション。明るく、経験豊富なスタッフが、在宅における要支援・要介護高齢者の自立と健やかな生活をサポートするべく、身体的な介護および家事全般の援助を行っている。利用者及びその家族・介護者にとって最も身近な存在となり、話し相手となって、様々な相談を受けたり、生活に関する助言を行ったりしている。

【5】併設するサービスとの連携状況
 以上の4事業所が併設しており、合同で行う会議や委員会等の活動を通じて、日常的に密な連携を行い、内部コミュニケーションを充実させている。また、多くのサービスが同一敷地内に集合していることにより、利用者の在宅生活時から施設入所に至る過程の全体を、同一法人によるサービスで継続的にサポートすることができている。又、他サービス事業者の特性を理解したスタッフの育成に役立っている。
 加えて、医療法人瑞心会渡辺病院が隣接していることにより、医療に関する連携が充実している。

保険外の利用料等に関する自由記述

利用者負担金については、日常生活消費物品に対しての負担がある。

従業員の情報

  • 従業員の男女比

  • 従業員の年齢構成

従業員の特色に関する自由記述

【1】資格取得者の充実
管理者1名(常勤)、計画作成担当者1名(常勤)、介護職員8名(6名常勤(内1名計画作成担当者兼務)・2名非常勤)。計画作成担当者・介護職員8名中、各資格保持者は、介護福祉士5名(常勤5名)、介護支援専門員(常勤2名)と高齢者福祉分野における専門職を充実させている。各々の専門職による専門的見地からの身体的・精神的・社会的ケアの提供を行っており、グループホームオレンジの各職員が日常的に、密に連携を図るとともに、併設事業所の職員とも連携し、交流を図り、チームアプローチを行うことで、入居者に対する包括的な支援を行っている。
【2】充実した教育・研修体制
(1)施設外研修への参加促進
「県老人福祉施設協議会」「グループホーム連絡協議会」が主催する研修を中心に参加し、自己見聞を広げるとともに、事業所内で研修内容を共有しサービスの向上に努めている。研修内容については、福祉分野にとどまらず、成年後見制度をはじめとする司法分野・医療分野など多岐にわたる。
(2)施設内研修の積極的実施
介護技術や医療・福祉に関連する知識の習得のための研修や施設外研修の伝達・報告のための研修を中心とし、介護福祉士や介護支援専門員資格取得を支援するための研修などを行い、職員自身の自己研鑽に努めている。医療・福祉の分野における専門職など、外部講師を積極的に活用し、自己の視野のみにとどまらない幅広い視野をもつことのできる人材の育成を目指している。法人全体での実施や隣接する医療機関との合同開催も行い、医療・福祉という同分野における幅広い知識や技術の習得に努めている。
(3)社会人・職業人としてのモラル習得のための教育推進
医療・福祉の専門職としてだけでなく、社会人・職業人として身に付けるべき社会的モラル習得のため、職員全員へのテキストの配布、研修会への参加により、職業倫理に関する意識啓発を行うことで、モラル教育を推進している。
(4)キャリアパスの取り組み
厚労省の推進するキャリアパスの取り組みにより、給与体系の適正化(就業形態に応じた適切な水準の確保、キャリアに応じた給与体系の整備)、人事制度の適正化(職員の意向を踏まえた力量評価、職務や昇進基準等の明確化)、職員のキャリア形成支援(教育・研修体制の整備、職員自身の目標管理)について、教育委員会の活動を通して、職員自らが大勢を整備する活動へ参加できる仕組みがある。
【3】内部コミュニケーションの充実
法人内で行うすべての会議、委員会には、幹部・リーダー職員だけでなく、現場職員が数多く参加し、相互に忌憚ない意見を述べ合う環境がある。日常的に幹部・リーダー職員と現場職員とのコミュニケーションがあることだけでなく、併設事業所との合同研修や委員会参加を通して、情報交換や行事参加での交流が可能となっており、多くの職員が人間関係の構築に長けている。このため、職場環境は明るく、笑顔が絶えない職場形成の一因となっている。

利用者の情報

  • 利用者の男女比

  • 利用者の年齢構成

利用者の特色に関する自由記述

【1】入居者の要介護度及び自立度
介護保険における要介護認定を受けた入居者が入居している。要介護度別内訳は、要介護1が2名、要介護3が7名である。全入居者の平均要介護度は2.7である(令和4年9月1日現在)。平均介護度は、年間を通してほぼ横ばいの数字であるが、若干ながら年々重度化している。また、平均入居期間は2年6か月程となっている。身体的な自立度について、動作時には全員が見守りを必要としている。認知機能における自立度について、認知機能障害により、日常的に行動の見守り及び介助を要する入居者が全員であり、日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁にみられる入居者が6名である。
【2】入居者の性別
男性が0名、女性が9名である(令和4年9月1日現在)。年度ごとに男女比率は変化している。入居者の申し込み・入居については、随時問題なく受け入れる事ができる。
【3】入居者の年齢階層
入居者9名中9名が75歳以上の後期高齢者であり、その内90歳以上が3名、平均年齢は87.0歳となっている。
【4】入居者の入居前環境
入居前は、在宅生活を送りながら家族による介護を受けていた、または、独居・高齢者夫婦のみの世帯に所属していたり、高齢者施設に入居されていたりと様々である。
【5】入居者の経済的状況
入居者の介護に係る自己負担金(月額)は介護認定の区分によって異なるが、平均して10~15万円未満であり、大きく変動することはほとんどない。
【6】入居者と家族の関わり
年6回行われる運営推進会議には市町村職員をはじめ、家族にも積極的に参加していただき、同時に行われる栄養教室では職員・家族・入居者との交流を図っている。また、花見・端午の節句・母の日・父の日・七夕・夏祭り・運動会・お彼岸・クリスマス会・餅つき大会など四季折々の行事を開催、ご家族にも参加して頂いている。さらに、併設事業所が行う行事への参加や、法人主催の夏祭りなど多彩な行事を開催し、入居者・ご家族が共に参加できる機会の充実に努めているため、家族交流は入居後も密である。
【7】美浜町唯一のグループホーム
平成12年に美浜町唯一のグループホームとしてスタートし、令和4年12月で22年目を迎えることとなる。美浜町唯一というところも勿論であるが、平成元年に設立された社会福祉法人瑞祥の歴史ある法人のもとに運営されていることでの信頼や隣接する病院との連携による安心感を入居理由の第一位に挙げる入居者がほとんどである。