14. 看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)
● どのような事業所か
- ①利用定員等
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- 看護小規模多機能型居宅介護は、登録定員が29人以下と決められています。
- 実登録者数:A事業所は29人の定員に対して26人が登録しています。B事業所では25人の定員に対し21人が登録しています。
- ②短期利用居宅介護:「宿泊」サービスとは別に短期利用ができるか
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看護小規模多機能型居宅介護に登録する以外に、緊急やむを得ない場合など一定要件を満たした場合、登録者以外の短期利用を可能とする「短期利用居宅介護」(7日(やむを得ない場合は14日)だけ限定的に短期利用可能)があります。
A事業所は提供「あり」ですが、B事業所は提供「なし」です。
- ③利用料(介護給付以外のサービスの費用)
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日常生活費(食費・宿泊費・おむつ代など)は別途利用者の負担となります。(下表にはないが公表)
金額は事業所によって異なります。
- ④特別な医療処置等を必要とする利用者の受け入れ状況
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特別な医療処置等を必要とする利用者の受け入れ状況がわかります。A事業所は、「経管栄養法(胃ろう含む)」、「中心静脈栄養法」、「点滴・静脈注射」、「麻酔を用いた疼痛管理」等の医療処置等を必要とする利用者につき、受け入れ「あり」と公表しています。B事業所では、これらの処置等を必要とする利用者の受け入れは「なし」としています。
特別な医療処置等を必要とする場合は、事前に確認しましょう。
- ⑤在宅での看取り対応
- A事業所は在宅での看取り(ターミナルケア)に対応していますが、B事業所は対応していません。
● 看護小規模多機能型居宅介護を担うのは、どのような人か
- ⑥介護職員数 ⑦介護職員資格
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- 介護職員数:常勤換算人数は、A事業所13.2人、B事業所10.9人。
- 介護福祉士数:常勤は、A事業所9人中6人(66.7%)、B事業所10人中5人(50.0%)。
- ⑧介護支援専門員数 ⑨看護職員数
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- 介護支援専門員数:A事業所は常勤1人、B事業所は常勤1人、非常勤1人。
- 看護職員数:常勤換算人数は、A事業所3人、B事業所2.5人。
A看護小規模多機能型
居宅介護事業所B看護小規模多機能型
居宅介護事業所事業の開始年月日 年 月 日 年 月 日 利用定員等(①) 登録定員 29人 25人 実登録者数 26人 21人 通いサービス定員 15人 15人 宿泊サービス定員 5人 9人 短期利用居宅介護の提供(②) あり なし 短期利用居宅介護
A:あり B:なし短期利用居宅介護の提供(②) あり なし 短期利用居宅介護
A:あり B:なし利用料(送迎費、おむつ代、理美容代略)(③) ・食費(朝食300円、昼食600円、夕食600円、おやつ0円)
・宿泊費2,000円・食費(朝食400円、昼食600円、夕食500円、おやつ0円)
・宿泊費2,300円
・おむつ代、日用品代実費特別な医療処置等を必要とする利用者の受け入れ状況(④) 経管栄養法(胃ろう含む) 経管栄養法(胃ろう含む) 「経管栄養法(胃ろう含む)」の利用者の受け入れ
A:あり B:なし中心静脈栄養法 「経管栄養法(胃ろう含む)」の利用者の受け入れ
A:あり B:なし点滴・静脈注射 膀胱留置カテーテル 腎ろう・膀胱ろう 在宅酸素療法(HOT) 人工呼吸療法 在宅自己腹膜灌流 人工肛門(ストマ) 人工膀胱 気管カニューレ 吸引 麻薬を用いた疼痛管理 在宅での看取り対応(⑤) あり なし 在宅での看取り対応
A:あり B:なし在宅での看取り対応(⑤) あり なし 在宅での看取り対応
A:あり B:なし介護職員数(⑥)
(常勤換算)常勤9人 非常勤9人
(13.2人)常勤10人、非常勤8人
(10.9人)介護職員資格(延べ)(⑦) 常勤 非常勤 常勤 非常勤 介護福祉士 6人 1人 5人 0人 実務者研修 0人 0人 0人 2人 介護職員初任者研修 0人 1人 3人 2人 介護支援専門員数(⑧) 常勤1人 常勤1人 非常勤1人 看護職員(⑨)
(常勤換算)常勤3人 非常勤2人
(3人)常勤1人 非常勤3人
(2.5人)※事業所を比較するには「このホームページの使い方(5章 事業所を比較したい)」をご参照ください。
● 利用者の意見の把握、運営推進会議の開催、第三者評価等の実施状況
- ⑪利用者の意見等を把握する取組み
- A事業所は、利用者の意見等を把握する取組みを行い、結果を開示しているの対し、B事業所は取り組んでいません。
- ⑫運営推進会議の開催
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運営推進会議の開催は、おおむね2か月に1回以上と規定されています。
A事業所は2か月に1回、B事業所は4か月に1回開催しています。なお協議内容として、A事業所は、利用者の状況、行事活動の報告、研修の報告等が公表されていますが、B事業所は、内容の記載はありません。
- ⑬第三者評価等の実施状況
- 「地域密着型サービス評価」を原則年1回行うことが義務付けられています。A事業所、B事業所ともに実施され、その結果が公表されています。
● 従業者の資質向上に向けた研修等の実施、介護キャリア段位制度の取組み
- ⑭従業者の資質向上に向けた研修等の実施
- A事業所は従業者の資質向上に向けた研修等を実施し公表していますが、B事業所は記載がありません。
- ⑮介護キャリア段位制度の取組み
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A事業所は介護キャリア段位制度に取り組んでいますが。B事業所は取り組んでいません。
A看護小規模多機能型
居宅介護事業所B看護小規模多機能型
居宅介護事業所小規模多機能型居宅介護を利用できる時間(⑩) 通い 9時~18時
宿泊 18時~9時通い 9時~16時
宿泊 16時~9時利用者の意見等を把握する取組み(⑪) あり
開示ありなし 意見把握
A:実施 B:なし利用者の意見等を把握する取組み(⑪) あり
開示ありなし 意見把握
A:実施 B:なし運営推進会議(延べ参加者数)(⑫) 2か月に1回(91人)
2か月毎の利用者の状況、サービス内容・行事活動の報告・職員紹介・研修報告や防災等の報告等4か月に1回(30人)
災害時の協力体制について運営推進会議
A:2か月に1回 B:4か月に1回運営推進会議(延べ参加者数)(⑫) 2か月に1回(91人)
2か月毎の利用者の状況、サービス内容・行事活動の報告・職員紹介・研修報告や防災等の報告等4か月に1回(30人)
災害時の協力体制について運営推進会議
A:2か月に1回 B:4か月に1回第三者評価等の実施状況(⑬) あり
開示ありあり
開示あり事業所で実施している従業者の資質向上に向けた研修等の実施状況(⑭) ・毎月ケア会議で勉強会を実施
・事業所目標に、事業所及び個人での研修に参加する事を掲げ、事業所内、事業所外、法人グループ等に積極的に参加記載なし 介護キャリア段位制度の取組み(⑮) あり なし 介護キャリア段位
A:実施 B:なし介護キャリア段位制度の取組み(⑮) あり なし 介護キャリア段位
A:実施 B:なし※事業所を比較するには「このホームページの使い方(5章 事業所を比較したい)」をご参照ください。